片山歯科医院のあゆみ
本院は、初代院長の片山博(医学博士)が昭和26年に東京都目黒区洗足の地に片山歯科医院を開設したときから始まります。
初代院長は東京高等歯科医学校(現東京医科歯科大学歯学部)を昭和17年に卒業、海軍歯科軍医士官として出征し昭和21年に復員、 母校に勤務の後、敗戦後の祖国復興の使命を感じ、世界の水準に勝るとも劣らない歯科医療を目指してより高度な治療技術の研究研鑚を重ねました。 そして夢の実現の第一歩として、矯正専門医の妻久美子と診療を共にする歯科医院を新築開業しました。
暫くして国民皆保険の医療制度が施行されましたが、患者さん方の要望もあり制約のない自費診療をそのまま続けました。 診療室で患者さんと向き合いながら海外の歯科事情を自分の目で確かめるべく海外視察をし、最新の機器や技術を持ち帰り世界に通用する技術と 設備を持った歯科医院の建設を夢見ていた丁度その頃、海外渡航の度にお世話になった南海航空社長の松岡知祐氏(同郷香川県観音寺市三豊中学校先輩) の呼びかけに応じて昭和41年1月29日に現在の地、銀座5丁目の南海東京ビル(当時は南海航空ビル)8階に歯科診療の理想郷を開設しました。
昭和54年息子の片山隆が東京歯科大学を卒業、同年東京医科歯科大学歯学部大学院に進み歯学博士となり、自衛隊中央病院歯科と 三宿病院歯科勤務を経て、昭和61年に父の掲げた医療理念を継承し発展させる決意を持って本院の副院長として勤務いたしました。
平成元年医療法人となり新たな一歩を踏み出し、平成8年に片山隆が2代目院長に就任しました。
平成18年、現院長の石井善仁が東京歯科大学を卒業、臨床研修歯科医を経て東京歯科大学歯周病学講座に大学院生として入局しました。歯学博士取得後、大学病院にて歯周病治療を中心とした診療に取り組み、また学生教育にも携わってきました。
平成26年より2代目院長とともに本院での診療を始め、令和2年より3代目院長に就任し現在に至っております。