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連携のお話
暑さ寒さも彼岸までと言いますように、ようやくしのぎやすい季節となりました。
民主党と自民党の党首選が終わり、新しい党首の下、両党ともに連携をとって、日本の未来を考えてもらいたいと思います。
ここでふと思う事は、どちらの党首も自分より年下になったということです。
いつの間にやら、あと9ヶ月で還暦という歳になっていました。
今回のコラムは、9月で99回目と9がたくさん並んでめでたい気がします。
めでたいと言えば、我が家にもめでたい話がございます。
お蔭様で、娘が結婚しました。
以前このコラム(第22回 フレッシュマンのお話)で、大学を出て、
研修医を終わらせ、大学院に入って、一体いくつになれば結婚できるのでしょうと書きましたが、よいご縁に恵まれました。
大学時代の先輩との結婚で、今は二人とも母校の大学病院に勤務しています。
幸い新居は、大学のある稲毛と銀座の中間くらいの位置にあり、時々父親の診療を見に片山歯科医院に来ております。
患者さんとのつながりや、家内と私、そして長年支えてくれている歯科技工士と歯科衛生士の4人で連携をとりながらの仕事ぶりを見て、
何かを感じ取ってくれることを期待しています。
近年、診療所と病院との連携がクローズアップされ、病診連携と言う言葉をよく聞かれると思います。
私の診療所もこのホームページで主な連携病院を紹介させていただいております。
CTや画像解析などが治療で必要なとき、これらの診断機器のある病院に行っていただいています。
また、極度の感染症を起こしていて、速やかに原因菌を特定し点滴治療を受けたほうが治りが早いと判断したときなどにも、
病院に患者さんをお連れすることがあります。
数ある連携病院の中でも、中央区内で近いということもあり、最近は殆どが聖路加国際病院にお連れすることにしています。
ここには、大学院時代を過ごした東京医科歯科大学出身の部長と、母校の東京歯科大学出身の医長が居て、懇意にさせていただいています。
連携する場合、情報提供書といって、患者さんの状況を説明し何の目的で紹介したのかを細かく記載した文章をお渡しし、
後日検査結果や処置内容を記載した返信をいただくことになります。
知り合いでない先生への紹介もこれで問題なく済むのですが、私は紹介する先生がどんな考え方をなさる方なのか、
また私が普段からどのように患者さんと接しているかをわかってくれている先生にお願いすることが、本当の病診連携だと思っています。
都会の診療所の最大のメリットは、ほんの数分のところに信頼できる病院があって、
お互いにいつでも相談し合える先生が居てくれるということだと思います。
これからも患者さんのために何がベストなのかを考えて院内は勿論のこと、病院との連携もしてゆきたいと思っています。
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9月の歌舞伎座 (2012/9/20)
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