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 コラム 第158回  2017. 8. 29

歯科用CT導入

  猛烈に暑いと思っていた夏は、雨ばかりで梅雨に逆戻りしたように感じます。 各地でゲリラ豪雨による水害が発生して、多くの方がご苦労されているようです。 被害にあわれた皆さんにお見舞い申し上げたいと思います。 先月も同じことを書きましたが、これからも猛暑と台風や豪雨が予想されますので、情報を聞き漏らさないよう、心がけましょう。

  今日は8月26日土曜日ですが、診療所に来ています。 予てより検討しておりました、レントゲンのデジタル化に伴い、歯科用デジタルCT装置を導入することになり、 7人の作業員が今まで使っていた顎全体を撮影するパントモ装置を撤去して、新しい装置のセッティングを朝から行っています。 撮影頻度の高い数本の歯を撮影するデンタルは、10年以上も前からデジタル化していましたが、パントモ装置のデジタル化には、 画像の精度や装置の仕様などで二の足を踏む部分が多くありました。 しかし、開発進歩で満足の得られる状況となり、今までの二次元断層写真のパントモに加えて、三次元画像解析のできる機種を選定しました。 導入に際しては、何社にも実機の体験をしに行き、決定したものです。

  デジタル化することにより、現像の手間が省けることで今までおよそ20分かかっていたものが、ほぼ瞬時にしてパソコンのモニターに画像が表示されます。 また、現像液、定着液の廃液処理もなくなり、環境への配慮もなされます。 さらに、撮影時の被ばく線量が劇的に減少し、従来のフィルムの1/10以下の照射で今まで以上に鮮明な画像が得られます。 CT撮影でも、今までのパントモ装置と同等かそれよりも少ない線量での撮影ができます。

  今まではCT検査が必要な患者さんには、連携の病院に撮りに行ってもらっていました。 今回CT装置を導入したことによって、そのような負担なく、今まで以上に確実な診断ができるようになりましたので、どうぞご期待ください。


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