歯磨き粉のフッ素濃度
普段歯磨き粉(歯磨剤)を買うときに含まれているフッ素の濃度を意識していらっしゃるでしょうか?
今年、国内での年齢における推奨フッ素濃度に変更がありました。
現在販売されている最大濃度の歯磨剤(1450ppm)が以前は15歳以上に適用とされていたところ、6歳以上へと変更されました。また歯の生え始めから5歳に対する推奨濃度も1000ppmに上げられました。これは、乳幼児が誤って飲み込んでしまった場合の体に対するリスクよりも、フッ素使用による虫歯予防のメリットが上回ると判断されたことによるものです。
皆さんは歯磨き後のうがいは何回されてますか?推奨されているのは、大さじ1杯量の水で5秒間 1回です。これは歯磨剤に含まれているフッ素を歯の周りに出来るだけ留めておくためです。泡立ち易いものを使用するとうがいをたくさんしたいと感じるので、低発泡と記載されている物を使用すると1回のうがいでも歯磨剤が残っている感じはないように思います。
推奨されるフッ化物配合歯磨剤の使い方は1日2回のブラッシングです。
フッ素が歯の強化・虫歯予防に寄与することはこれまでの研究で明らかになっています。適切に利用して歯の健康維持に役立てていきましょう。