COVID-19の後で
今月もまだ、緊急時事態宣言が出されたままの東京です。
4月と比べて、5月は確実に収束へと向かっていますが、毎日発表される新たな感染者数に、一喜一憂する日々が続いています。
“禁止命令”ではなく、”自粛要請”のみで、これほどまでに感染者数が抑えられている日本に、世界中が注目しています。
今の日本では、”3密”を避け、マスクを着用し、手洗い・うがいを励行し、外出自粛を守るという行動をとっています。
片山歯科医院でも、患者様の通院時の感染リスクを抑えるため、またスタッフの通勤中の感染リスクを抑えるために4月から毎週月曜日のみ、急患対応で診療を続けています。
この間ご不自由をおかけしている患者さんも多く、6月から段階的に月、水、木の週3日で通常の診療を再開することにいたします。
おそらくこの時期には、東京周辺の県でも緊急事態宣言が解除される見通しです。
通勤者が増えることも予想されますので、このような対策といたしました。
義理の息子も6月からは、月曜日と水曜日に診療日を増やしてくれることになりました。
治療を中断していた患者さんと、定期健診をご希望されている患者さんから再開していきます。
通院に不安を感じていらっしゃる患者さんには今まで通り、電話をくださればご相談をお受けしています。
何か不調・不具合をお感じの時は、些細なことと我慢せずにご連絡頂きたいと思います。
こんな中で、嬉しいことがありました。
コラム187回、コラム188回
でご紹介したスイスの会社から、日本で買えなくなった歯科材料がやっと届きました。
これでこの先も安心して診療ができることに、感謝しています。治療方針の設計を立てるときに使える材料がないという心配をしなくて済みます。
患者さんから治療のご相談を受けた後、歯牙模型、写真、レントゲン写真の資料を見ながら、最適な設計を自由に出すことができますし、
コロナの蔓延で延期していた患者さんの治療を再スタートできることを嬉しく思っています。
しかし、新型コロナウイルスには、まだ完全にその性質が明らかになっているわけではありません。
4月、5月と比べて人の流れも多くなると予測されますので、その後の感染者の増加も予想されています。
当院での対策は継続しておりますので、引き続き検温と手洗いアルコール消毒をしてから診療室に入っていただきます。
次亜塩素酸の空気清浄機、オゾン発生器をフル稼働させおりますので、少し消毒臭を感じることもあるかもしれません。
また換気のために時々窓を開けているときもありますので、外からの音が気になるかもしれませんが、どうかご理解下さいますよう、宜しくお願いいたします。
自粛が解除されたからと言って、新型コロナウイルスは”“終息”したわけではなく、“収束”に向かっている状態ですので、気を緩めることなく今までの防御策は継続して参りましょう。
自らが感染源にならないように考えて行動することこそが、二次、三次の感染拡大をもたらさないことにつながると思います。
COVID-19の蔓延によって、去年までの生活とは確実に変わります。
感染ピークを抑えながら考えられた様々なアイディアは、きっとCOVID-19後の新しい生活様式に生かせると思います。
それぞれの分野で知恵を出し合って、より良い未来を築きたいものです。